お昼前にはポッカポカの陽気になったけど、朝イチはちょいと寒かったなぁ、ほんま。首筋がひんやり、ネックウォーマーはまだまだ手離せまへん。
暖かくなったり寒くなったり、でもって雨が降って草木が芽生える。徐々に気温が上がり、日当たりのええ城南駐車場ではカラスノエンドウが咲き始めましたわ。春が手の届くところまで。

早いもんでもう3月、野鳥の顔ぶれは変わりまへんが確実に行動が変わってきてまんな。
そんな行動の変化と共に、始めまっか、今日の報告。
人工川で越冬してるモズの♀、今日は何だかいつもと行動が違う。
人工川のススキの中に潜り込み幼虫のようなものを咥え出てくる。まっ、別に普通のことでんな。暫く周辺を落ち着き無く飛び回り教育塔裏方向へ移動。
それを追う。低い位置に留まったその♀が羽を震わせお強請り行動。その瞬間♂が現れ嘴を近づける。その瞬間がこれ!

慌ててボケボケでっけど、ってなんでっか?「いつもボケボケやろ」てっでっか。ままっ、この際それはよろしいやろ。しっかり見えんかったけど、求愛給餌と違ゃいまっか。
まさか求愛給餌を見れるやなんて夢にも思ってまへんがな。って言うか、普段は♂♀が並んで見ることさえおまへんのに。 いやぁ〜、朝から珍しいもん見せてもらいましたわ、ほんま。
でもって、配水池東ではこれまたモズの♀、大人しかったんでちょいと写真。

口開けてまっけど鳴いてるわけやおまへん、欠伸でもしてるんかなぁ。
更に口を大きく開けて、

そんなに眠たいんか?昨日夜更かしでもしたんかぁ?と見てると・・・
何?なに何??何なんやあれは???

口から黒っぽいものが出てるの見えまっか。あの黒い物体が勢いよく口から飛び出しましたんや!!!
いや〜ビックリ、あれペレットでっしゃろ。小鳥や小動物を主食とする猛禽類や、魚を主食とする水鳥が消化できん骨や羽根なんかをはき出す、あれでっしゃろ。
時折鳥仲間と話しまんねんけど、近年大阪城公園では猛禽類の観察頻度が高い、オオタカなんかは通年見られる状況が続いてまっしゃろ、なのに誰一人ペレット見てまへんねん。不思議やなぁ〜って。
死ぬまでに一回は大阪城公園でペレットみたいなぁ、なんて思ってたら、オオタカでもなくハイタカでもなく、モズがペレットをはき出す瞬間を見れるとは・・・。 さすがに配水池斜面の柵の中、取りに行くことは出来まへんでしたが、ええもん見せてもろうた。
●モズ:上記の3羽以外に空堀で♂1羽。
●ハイタカ:早朝オオタカの木に留まるハイタカが撮影される。その後10時半頃には追手門学園上空を旋回飛翔の1羽が北へ。
●シロハラ:山男Tさんの話では、城南地区と西の丸庭園を除いて21羽を観察とのこと。自身は8羽を見ただけ。
●ツグミ:城南地区、梅林、さくら広場。
●ジョウビタキ:豊国神社裏、飛騨の森、配水池東、元射撃場で♂計6羽、市民の森では♀。
●ウグイス:先週から初鳴きが確認されている本種、沖縄復帰の森で自身今季初稚拙な囀り確認。
●コゲラ:ウグイスと同所で、小さなドラミング。両種ともまだまだ練習中。
●アオジ:音楽堂西通路♂1羽♀2羽、豊国神社裏♂1羽。
●アトリ:早朝市民の森で10羽+が観察されるも、ワシが見たのは3羽。
●シメ:これまた市民の森で早朝は10羽が確認されるも、ワシが見たんはこれまた3羽。
なんや「これまた」ばっかり。
ピースおおさか前のサンシュユが小さな花を咲かせ始めましたわ。

その上では、2羽のエナガが忙しそうに桜の蕾付近を啄む。巣材を探してるようではなかったんでまだ営巣してないかも?

ほなっ、堀の様子といきまっか!
清掃ボートが入ってる西外堀では殆ど鳥が居ない状況。移動の時期も重なって徐々に減少するとは言え、自然的な減少なんかボートが入ったから移動が早まったんか???
●オカヨシガモ:内堀西側の陸地で多く22羽、南外堀1羽、内堀東側2羽。
●ヨシガモ:内堀西側陸地で♀1羽。
●マガモ:西外堀♂♀、第二寝屋川♂♀、人工川♂。
●カルガモ:西外堀、人工川、北外堀、第二寝屋川、東外堀で計13羽。
●コガモ:南外堀23羽、内堀西側陸地12羽、内堀東側2羽。
●ヒドリガモ:東外堀、内堀、で計33羽。
●ハシビロガモ:南外堀4羽、東外堀6羽、北外堀25羽。
●ホシハジロ:西外堀以外の堀と第二寝屋川で計125羽。
●キンクロハジロ:西外堀以外の堀で計171羽。
●オオバン:全ての堀+第二寝屋川で計35羽。
●カイツブリ:南外堀9羽、北外堀2羽。でもって、南外堀では水面を走る本種。やけど・・・?
2羽揃って走ってるんかなぁ、と思ったけど1羽だけ。これまた求愛行動の練習でっか。
●コサギ:本丸池1羽。
●アオサギ:北外堀から更に北へ飛翔。
●ゴイサギ:北外堀塒で成鳥3羽。
●ハクセキレイ:出会い少なく8羽。
●キセキレイ:東外堀1羽。
スズガモ、ユリカモメ、セグロカモメ、カワセミとは出会わず。
足下ではホトケノザ、

タチイヌノフグリも顔をほころばせ、

本格的に春がやって来まっせ。
これといって顔ぶれは変わらんけど鳥たちの行動見てたら、ほんま春を感じまんなぁ、実際。
さぁ〜季節は春、そろそろ蝶も活動に入りまっしゃろ、あとはあの鳥が来るのを待つだけでっか。でもって「あの鳥」ってのは、それぞれ皆さんの心の中にある春を呼ぶ鳥のことですわ。
ほなっ、今日の鳥たちといきまっか!
ハイタカ・モズ・シロハラ・ツグミ・ウグイス・ジョウビタキ・エナガ・コゲラ・シジュウカラ・シメ・アオジ・アトリ・カワラヒワ・メジロ・スズメ・ヒヨドリ・ムクドリ・キジバト・ハシブトガラス・ハシボソガラス・
カイツブリ・オオバン・オカヨシガモ・ヨシガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・ハシビロガモ・ヒドリガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ハクセキレイ・キセキレイ・ゴイサギ・アオサギ・コサギ・